捕らわれた檻の中。
貴方は笑う。
「今日も可愛い。愛してるよ、」
と。
甘い囁きを声に乗せて。
柔らかに。
微笑み、そうして、私を掻き抱く。
「…ぃ、やっ……ッ、や、ぁああっ…!」
抗う腕は、容易く捕われ、纏め上げられ。
ささやかな抵抗は、強引に押し挿れられる、熱の塊に掻き消える。
痛みに零れる涙で歪む、視界に映る。
この檻の支配者。
捕え、暗いこの地下に繋ぎ、手酷い暴力と強姦に近いセックスを私に強いた。
とても、とても酷い人。
それでも、私は。
貴方が、好き。
貴方が、好き。
貴方だけが、好き。
「アレ…ル…ヤ……っ、ぁ…あっ…!」
掠れた声で紡ぐ名前が甘みを伴った艶声へと変わると同時に。
びくりと跳ねて、ナカへと注ぎ込まれる。
「あはっ…、いっぱい出ちゃった。わかる?ねぇ、」
欲望のなれの果て。
愛の果て。
MIDI BY ONE's