捕らわれた檻の中。
貴方は惑う。

「何故、どうして。こんなことをする、?!」

と。
まったくもって理解できないといった風に。
震える声で。

戸惑い、そうして、伸ばす腕に躰を震わす。



「…っ、や……やめろっ……、ッ…ぁ…!」

抗う腕を、容易く捕え、寝台の上で纏めて押しつけ。
暴れる四肢を力づくで組み敷いて、熱の塊を強引に後ろの窄みへ押し挿れる。


「力、抜いて?力んでちゃ全部入らないよ?僕が気持ちよくなれないでしょ?ねぇ、ティエリア」

拗じ入れる痛みに涙を零す、赤い瞳に舌を這わせて。
塩辛い雫を丁寧に拭いとる。


捕え、暗いこの地下に繋ぎ、手酷い暴力と強姦に近いセックスを強いて、なお。
さらに酷く、言葉で攻める。


「ああ、やっと入った。誰彼とヤられてガバガバなのは嫌だけど、シてなさ過ぎてキツいのも困りものだね。
あ、そうだ。僕がいない間はこの狭い穴に玩具でも突っ込んでおこうか。そしたらティエリアのここ、慣らす手間とか省けていいかも?うん、名案だね、ふふ」


それでも、ティエリアは。

僕を、嫌いにはならない。

僕を、嫌いにはなれない。

僕が、君の×××だから。



……っ、ぁ…あっ…!」


掠れた声で紡ぐ自分の名が、甘みを伴った艶声へと変わると同時に。
ひと際強く、腰を打ちつけ。
ギュウと締まる、ナカへと白濁を注ぎ込む。


「ははっ…、ティエリアがぎゅうって僕を締め付けてくるから、いっぱい出ちゃった。わかる?ねぇ、ティエリア。
ああ、まだ締めてくるの?もう、ほんと…君の中は酷く淫乱にできてるみたいだね。気持ちよ過ぎて、またシたくなっちゃったよ、ねぇ、ティエリア」


びくびくと痙攣を起こし、放心状態の肢体を抱き締めて。
耳元で、優しく囁く。


「ああもう、ほんと…誰よりも愛してるよ、ティエリア…、ティエリア・アーデ」






囚われの





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