たとえば、おを飲んだ時の…。







さして変わらぬ物腰で飲み続ける、俺ことロックオン・ストラトス。

涙をぽろぽろと零し、泣き上戸と化すアレルヤ・ハプティズム。

ビール缶片手にケラケラと笑いこけている、ハレルヤ・ハプティズム。

・・・と。

興味本位に味見程度に口づけて、顔を真っ赤にさせている刹那・F・セイエイ。






ここまではいい、ここまではいいとしようじゃないか。





「ちょぉーまて、まてまて、待て…!!」

「やらっ、待たない。ちゅーしれ、ティエリア」

「ひぃっ、は、早くを退かせろロックオン・ストラトス!!」

「わーってるって!ほら、、ティエリアが困ってるだろー?」

「やっ…、もぉ、ロックオン邪魔しちゃやらっ!やらぁ・・っ!」




…もう、何このカオス空間。

いつの間にか酔っぱらっていたがシラフのティエリアを押し倒していて、その押し倒されたティエリアからヘルプを受けて、襲いかかっているの肩を掴んでなんとか踏みとどまらせているこの現状。

しかも、いやいやをするが涙目でキッと俺を睨みあげてくる。

、それで俺をどうにかできるとおもってるのか?
いや、違う意味でどうにかはなりそうだが。こう、下半身的な意味で。そんな見上げられるとグッと来るもんがあるって言うか…


「やあっ、ロックオンのいぢわる〜!やあっ、やらぁあっ!」

「っ、俺の上で暴れるな・シーゼン!!」

「……ッきゃあっ…!」

「うぉっ、ティエリアちょ、まっ・・・っ、わっ、…ッ!」







ヤバイ、見ちまった。

何を、って、バランスを崩して俺のほうに倒れてきたの肩口が大きくあいた服の隙間から覗いた、程よく膨らんだ胸を、だ。

「…ッ、お前っ、下着つけてないのかよっ…」

顔を逸らしても、見てしまったものは仕方がない。
仕方がないけれど、仕方がないだけじゃ済まないことになってるトコロもあるわけで…

「………ッ、ロ、ロックオンの馬鹿!って、やっ、ら、ロックオン、っ…やぁっ…」

ソレに気づいたらしいが顔を真っ赤にして俺の上でのたうち回っている。
ああそうか、俺まだ抱き締めたままだわ。




「やっ、あっ、ロ、ロックオンのえっちぃいいいいいい」

上がる悲鳴を無視して、甘くて柔らかいの躰をさらにぎゅうと抱き締める。

「ん〜、何かな〜?オジサン酔っちゃってるからわかんねぇわ〜」





たまには酔ってみるのも、悪くないかもしれない。