久しぶりの戯れに、何かがふつり…と切れてしまった。
それは相手が彼だったせいも大いにあるだろう。
どれだけ焦らされ待たされたと思っているのだ。
そう思ったら、自然と体が動いていた。
「アレルヤはじっとしてて?」
窓際の椅子にアレルヤを招き寄せて、従順に服を脱がせる振りをして。
脱がせたシャツで腕の自由を奪いとった。
本当は足の自由も奪いたかったけど、そこまでするとアレルヤが本気を出して拘束を解きそうだったから。
足はそのままにして、割り開いた股の間にさっと身を屈めて。
手早くズボンを寛げさせて、下着をくい…と捩れさせ。
アレルヤのソレを指の腹でつぅ…となぞると。
「もう硬くなってきてる…、俺とするの想像して勃てた?」
意地の悪い責め句を上目づかいに言いあげて。
艶めかしく半勃ちになったアレルヤのソレへとチュッ…と唇を落とし、愛撫を開始した。
硬く反り返った竿の側面に舌を這わせて。
蜜を零す尿道口に爪を突き立てて、爪の先をギリ…と捻じ込む。
「っンっ、ぁ…ああぁつ…ァ…アッ…ぁあ…」
絞り出すような苦渋の声を聞きながら。
悪戯な笑みを浮かべて、竿から口を離して問いかける。
「気持ちいい、アレルヤ?イイよな、だってこんなにココ…、硬くしちゃってるんだもんな」
口は離しても責めたてる爪先は、未だアレルヤの反り勃った入口にある。
零れ止まない苦渋の声とともに、責めたてに更に硬度を増したソレをギュッと掌で握り込んで。
「もっと酷くシて欲しい?シてほしいよな?だって、アレルヤこういうのに感じちゃうんだもんな」
“ヒクヒクしてる…”
声には出さずに唇だけを動かして。
竿の根元をラッピングしたピンクのリボンを僅かにひいて。
強く結び戻す。
「ぃ…ッ…やっ、やめ……っ…、…っ、ぁ…ア……あッ…」
「やめてほしいのか?リボン、こんなになるまで汚しちゃってるのに?」
リボンの先に付着した白濁のミルクを人差し指で拭いとって。
アレルヤの目の前で更にそれを、舌先で掬い。
そのまま浅い息で喘ぐアレルヤに口づける。
「ンッ、…んんぅ…ッ…」
独特の苦みが舌の上で広がって、けれどそれも混じりあう唾液の味に掻き消えていく。
ごくり…
己の精液と混じりあった唾液とを、アレルヤの喉が嚥下するのを見届けてから、そっと唇を離して。
「自分でもシてなかったんだな。あれだけなのにアレルヤのミルク、凄く苦かった。もっと…シてほしい?ねぇ、アレルヤ?」
「……ぅ、…ンっ…は……ぁ…ッ、…は…」
快楽のまどろみに意識を堕とし始めた、アレルヤの返事とも喘ぎとも取れる吐息を勝手に肯定の返事と受け取って。
「っ…ひっ、……ァ……アっ…やっ、……っ、ぁ…!」
極上の笑みで根元のリボンをさらにキツく結び直して、微笑みかける。
「そっか。じゃあ、今のままでももっとミルクが出るように、いっぱい弄り倒してあげるね、アレルヤ」
ミルクの味。