「だっ、だめだよ……」
うろたえた声を下から聞きながら、噛んだジッパーをゆっくりと下げ降ろす。
「こんなになってるの、に…?」
そう上目づかいに言って、むくりと形を起こした彼―――アレルヤのソレを下から上に布越しに舌でなぞり。
触れた瞬間に、ひくりとさらに体積を増したソレを、器用にズボンの留め具を口で外して。
下着越しに甘く噛む。
「シて、欲しいでしょ?」
赤らむ顔に、あと一息と。
白いネグリジェの胸元がよく見えるように、じり…と近寄り止めを、さす。
「私のお口でシてあげる…。だから、外して?」
下着を着けていない胸元は、上から覗けば柔らかい乳房が見えたでしょう?
薄い布地からは、淡く色づきツンと勃ちあがった乳首が見えたでしょう?
足首の黒いなめし革の拘束具からのびる鎖は、とても背徳的でしょう?
我慢なんて、できないでしょう?
「っ、も……出…っ…」
赤い革のソファーに沈む躰を見上げて。
「出して、いいよ?」
…と。
ぬめりと先走りに濡れる亀頭に舌を這わせ、雫を掬いあげながら、囁く。
口でも、顔でも、好きな所に吐き出せばいい。
もちろん、吐き出せるので、あれば…だけれど。
「っ、おね…がっ………、外し、て………っ」
硬く屹立したソレの根元に、可愛く施された銀色のリボン。
「ふふっ、もうちょっと…アレルヤが可愛く啼けたら…ね…?」
おやつの時間。