捲り上げられたドレスの裾から、冷たい外気が肌に触れる。
「や、っ……いや…ぁ…!」
乱暴に螺旋階段の手すりに押さえつけられ。
手慣れた手付きでずらされた下着の隙間から、熱い肉塊が捩じり込まされる。
「…ッひ……ぁ……あ…っ、…ぃた……ぁ…」
何の愛撫もなしに突きいれられたそこは、肉塊の侵入を拒むように収縮し。
なかなかに入りきらないことに痺れを切らした彼―――ライルが、全体重を掛けるように背後から持たれかかり。
背後から伸ばした手で下着の布越しに、割れ目の頂点にある快楽の芽に触れる。
「ははっ…、流石兄さんが仕込んだだけあるな」
ひっかくように爪先で弾いたかと思えば、指の腹で執拗に擦りあげて。
かと思えば膨らんだ芽を軽く摘まんで捏ねまわしてくる。
執拗に続けられ断続的に躰に流れる甘い痺れに、膝が震えて立っていられない。
もう…だめっ…
どうにでもなってしまえ、と耐えきれずに崩れ落ちるように足から力を抜いた瞬間。
躰がふわりと宙に浮いて…
「ぃ…っぁ、……ぁああぁぁっ…ぁ……あっ…」
灼熱の肉がずぶりと奥まで穿ち込まれる。
「っは…んナカ…すっげぇ、ぬるぬる」
大理石の柱に背を預け。
私を抱え込んだライルがそう囁いて。
私の躰を貪り喰らう。
餌の時間。